比喩ではなくモノクロと暗闇の現実を実際に見た(数秒間

自分の目は色盲とかではありません。
青い物は青く見えるし、赤いものは赤く見えます。
しかし数秒間だけ景色がモノクロに見えたことがあります。
それは高校生のとき。

ぼんやりとしか覚えてませんが、校舎から数百メートル離れた校庭で運動会の予行練習?みたいなことをしていました。

話す友達もいなくぽつん、としてた時それは起こりました。
いきなり目の前が真っ暗になったのです。
今まで聴こえていた声や車の音も一切排除されました。
数秒間の出来事でした。


予行練習が終わって校舎へ戻る帰りにそれを見ました。
他の学生は友達と談笑しながら帰ってる間、自分は一人寂しく俯いて歩いていました。

ふと風景を見たとき、びっくりしました。
色がついているはずの風景が灰色一色になっていたのです。
校舎も車も空もみんな灰色。
色がない世界は心を激しく掻き乱しました。

数秒後、風景が段々と色が戻っていきました。
白い校舎、青い空、いつも通りの風景がそこにありました。

しかし数秒間とは言え長い時間を感じたのは事実です。

もしかしたらもう記憶が間違った記憶をしているかもしれません。
でも暗闇やモノクロの風景を見たのは確かです。
心象風景が実際に出てきたのでしょうか。
何だったのかは今もわかりません。